観測者ヨブ

catalystを観測し投資するヘッジファンドalpha-catalyst

ゼネラル・エレクトリックはTEVAになるのか?ファイザーになるのか?


0024

昨日の発表によるとこれからGEは電力、航空、医療の3つが中核事業になる。
電球の会社ではないということだな、エジソン乙

GEは昨日の投資家向け説明会で減配を発表した。
一株当たりの配当を今の0.24ドルから0.12ドルとした。
幹部は報酬の半分をGE株式として受ける。
給料の半分を塩漬け株で貰うてテンション逆に下がりそうだが・・・

これにより2018年の年間支払い配当額が42億ドルとなり
フリーキャッシュフローの7割以下に抑えられる。

0018





これからのGEの行く末

業種は違うが製薬会社ファイザーもリーマンショックの時に配当を半分に減らしたことがある。
他の製薬会社を買収するファイザーモデルには資金が必要だから成長するために減配すると。

0021


減配の発表で10%以上株価は下落して結果ファイザー株は13ドルまで下落した。
しかし今振り返ると結果的に減配発表した直後がファイザー株の底で
底で買えていたら配当も含めてリターンは3倍になっていた。



ジェネリック医薬品の世界最大手であるTEVAも今年減配を発表した。
しかしファイザー株の減配発表時とは動きが違い反発せずにだらだら下がりっぱなし。

0022


アラガンのジェネリック医薬品部門を3兆円のキャッシュを借金して買って
配当を出す余裕がなくなってしまった。

テバは後発品メーカーだが特殊医薬品も作っていて
多発性硬化症治療薬のコパキソンが40億ドル売れている。

このコパキソンがテバの利益で重要な比重を占めているのだがそろそろ特許がきれて
今よりさらに利益を出しにくくなりそうなので浮上のきっかけがつかめない。


ファイザーとテバの違いは何にあるのかと言えばその会社でしか作れない薬があるか。

ファイザーも大ヒットしたリピトールの特許切れ問題が株価の重しになっていたし
後継薬の治験失敗で株価が下落したこともあるし、これからも疼痛治療のリリカが特許切れなど
先発品メーカーである限りずっとパテントクリフ問題は付きまとう。

だがイブランスなど新しい抗がん剤はファイザーだけしか
販売することができない。そういう薬やパイプラインがファイザーには多くある。
だからこれからも利益を上げていけるしその利益を配当や新薬開発、買収に使える。

それに対してテバの製造している後発品はもちろん特許が切れているので
日医工でも沢井でも東和でも製造が可能。
後発品同士だと性能に差が無いということになっているので価格を安くして競争するしかない。
そうすると売り上げはあっても利益が得られない。

テバは借金を返済するために資産を売却して食つなぐマイナスのサイクルに陥っている。

コモディティの原油も生産する原油自体はどの会社産でも同じなので
生産する量とコストで勝負するしかない。
テバは製薬会社だが後発品医薬品はコモディティ産業でもあるので
レバレッジを過度にかけるとこうなった。



この点を考えてみるとGEは航空エンジンという参入障壁が高い分野でシェアを取っているし
CTやMRI等の医療機器でも存在感があるし
GEヘルスケアのCAR-T細胞治療法など順調にいけばヘルスケア分野も伸びそう
だからGEには投資する理由もある。 


いつGE株を買うべきか?


だが投資するタイミングは今ではないのかもしれない。

一部の年金や高配当株ファンドなどが減配を発表した株を売却するだろうけど
個人株主のように証券口座にログインして即損切りサヨラナはできない。
手続きに時間がかかるのでこれから数週間は売り圧が断続的にかかりそうだ。

あと数週間は下落傾向が続いてもおかしくない。

ファンダを見てもEPSを年間1.0ドルだと想定して現在はPER20倍と割高かも
ナンピンするなら15ドル以下かな、15ドルでDPSが0.48なら利回り3%あるし
リーマンショックの時のように10ドルまで行けば確実に買うだろうけど

0023

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

【英国】 グラクソスミスクラインは配当利回り6%の超高配当株 だが・・・

0001


ディフェンシブな大型製薬株で配当利回り6%、しかも英国株だから源泉徴収も無いと
配当目的で株を買っている人にとっては神のような銘柄だがここ数ヶ月大幅に下落している。
減配の可能性が出てきたからだ。



概要

2016年製薬会社売上ランキングで世界5位
ドルベースだと6位の仏サノフィと4億ドル弱の僅差

2000年にグラクソウェルカムとスミスクラインビーチャムが合併して誕生。
元の二つの製薬会社は1800年代後半設立で100年以上の歴史がある。
設立当時はビタミンDや下剤を売っていた。

この会社の特徴として全体の売上における医療用医薬品の比率が
他の欧米の製薬会社に比べて低く一般用医薬品とワクチンの比率が高い。
これからさらに一般用医薬品に力を入れていく方針。


0003


医療用分野では
喘息治療薬アドエアの売上が群を抜いて大きいが
売り上げはピークを過ぎて下降気味



0004

他の薬は20億£に届いていない。

日本でも使われている薬だと
アドエアと同じ喘息治療薬のレルベア、HIVのテビケイとトリーメク
前立腺肥大とハゲにも効果があるらしいアボルブ、鬱病の人に大ヒットしたパキシル
抗てんかん薬のラミクタール等がある。

一般用医薬品だとオーラル分野に強みがあって
アクアフレッシュ、ポリデント、シュミテクト
風邪薬のコンタック、禁煙のニコチネル
ノバルティスからOTCのボルタレンブランドや水虫のラミシールも買収

ワクチンは6種混合ワクチンのinfanrixやインフルエンザワクチン等が売れていて
最近、帯状疱疹ワクチンのShingrexがFDAの承認を受けたので売り上げは伸びそう



減配の可能性

決算発表でCEOが一般用医薬品のプレゼンスを大きくするために他社の一般向け部門を買収する
可能性を示唆したため減配の可能性が高まった。

GSKは年間利益が安定していないが英ポンド建てでは一株80ペンスの配当を支払っており
年間配当支払い総額は約40億£ この配当金を払うだけで精一杯で純債務が140億£ある。

買収候補はいくつかあるがどれも買収金額が大きい。
ノバルティスとのジョイントベンチャーの株式を100億ドルで買収するか
ファイザーのOTC部門を140億ドル、ドイツのメルクの一部門を45億ドルで買収するか
様々な噂がでているがはっきりしたことは分からない。

ただどこを買収するにしても財政的には厳しい。

買収するための資金を捻出するためには減配するしかないと。

自分としては減配は可能性が高いと思っている。
というか数年間は減配or無配で立て直すのが良いとすら思ってる。

仮にファイザーの案件で140億ドルで純債務140億ドルの計250億£
年間配当40億£を借金返済に充てたら6年ちょっとで完済できて
アドエアが来年から苦しむ特許切れの問題が多い医療用医薬品分野より
マージンは低めだが安定した売り上げが計算できる一般用医薬品に強みがある
新しい製薬会社に生まれ変わるチャンス。

もし減配を発表してGSKが大きく下落したら買いを入れる予定。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

フランス最大手製薬サノフィは配当利回り3.8%の高配当株

0000




概要

2016年の世界製薬会社売上高ランキングで6位 
日本円換算だと4兆円を超えていて
日本の大手製薬である武田とアステラスと第一三共の売上を足しても届かない

本社はフランスのパリ
最近まではサノフィ・アベンティスという名称だったけど
吸収されたアベンティスの名称が無くなってシンプルにサノフィに

合併と吸収を繰り返してきた企業で歴史をさかのぼれば100年以上の歴史がある。

1920年代にインスリンが発見されたときにすぐにインスリンを商用化した
3つの製薬会社の一つであるドイツのヘキストが起源

他の2つの製薬会社ノボノルディスクとイーライリリーと3社で約100年インスリン市場を独占してきた。

なので当然ながら同社の最重要分野は糖尿病分野
近年はインスリン注射のランタスと内服薬アマリールのコンビネーションで儲けまくってきたが
バイオシミラーというジェネリック的なものが登場してきてサノフィの業績も下降気味

糖尿病分野以外にもワクチンのサノフィパスツール、
希少疾患が対象のサノフィジェンザイムを傘下にもっている


0004



サノフィの製品

ランタス  インスリングラルギン サノフィの最重要商品 売上60億€以上

アマリール 糖尿病治療薬 Su剤で膵臓からインスリンを出すように指示する。

マイスリー 睡眠薬 ぐっすりすっきりマイスリー  欧米での販売名はStilnoxやAmbien

アレグラ 日本のOTC商品は湿布のイメージが強い久光製薬と提携して久光が販売している。

ケブザラ 関節リウマチ治療薬 IL-6を阻害する。

プラルエント 家族性高コレステロール血症 LDL受容体分解促進タンパク質PCSK9阻害

デュピクセント
 アトピーの新薬 IL-4 IL-13阻害 日本ではおそらく来年承認
         専任のMR部隊を投入予定

業績を引っ張ってきた糖尿病分野の落込みをデュピルマブやケブザラがカバーできるかが問題



株価のバリュエーション 

0001


株価77.43€
配当2.96€
配当利回り 3.82%


ここ数年の売り上げは微妙だが
0003



欧米の大手製薬会社の中では平均的な利回りだが自社株買いもしているので
株主に対する還元は積極的に行っている。

0002




Conclusion

0005



テクニカル的にそろそろ反発するかなと思い100株ロングした。
自分が買うと更に下がる可能性80%だからショートおすすめ(`・ω・´)

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村
記事検索
問い合わせ
ご意見はこちらまで
最新コメント
  • ライブドアブログ