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AT&Tは高配当の代表的な銘柄
100年以上の歴史があり有名なグラハムベルが起業した会社の流れを組む
日本人投資家に人気があるのもよく分かる。
日本には配当利回り5%を減配リスク無く支払う会社はほぼ無い。
大株主の機関投資家も配当目的でこの株を持ってるから減配しようもんならCEOがクビになる。

過去を振り返ってみるとTは毎年淡々と利益の大部分を株主に支払ってきた。
これ自体は素晴らしいことだ、日本企業でTより株主に報いている企業はそう無い。

これは1997年からの20年間の配当再投資したグラフだ
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Tに20年前10000ドル投資したら2017年に23907ドルとなっており1年の平均リターンは4.45%

このデータだけをみたら投資は成功している。
しかし・・・・
結果を他の投資商品と比較するとTが飛びぬけて素晴らしい企業ではないとわかる。

そもそも1997年の時点の無リスク資産である米国債10年が利回り5%以上あったんだから
リスクを取っている株で5%以下のリターンだとよろしくない。。

同じ株との比較だとS&P500に負け越している。
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SPYは10000ドル投資したら2017年には37886ドルとなっており1年の平均リターンは6.88%


SPYの利回りは常にTの半分以下だがSPYに含まれている企業は配当だけではなく
自社株買いをしたり設備投資や買収のために資金を投じており成長していく。
その成長に伴い株価も上昇してキャピタルゲインも株主に提供している。

投資は配当だけではなくトータルリターンでみるべき。




アクアアメリカという会社がある。

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水道を生業にする地味な会社だが純利益マージンは毎年25%以上と高収益企業


WTRは20年前10000ドル投資したら2017年に42300ドルとなっており1年の平均リターンは7.47%

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たまたまこの水道会社が運良く成功したわけではない。
企業規模はさらに小さいがカリフォルニア基盤の水道会社CWTは
20年前10000ドル投資したら2017年に67031ドルとなっており1年の平均リターンは9.97%

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これは配当と共に会社が成長して株主価値を創造してきた結果だ
アクアアメリカは過去20年間に300回以上の買収を行った。

配当だけを出そうとするならWTRは純利益をすべて使えば毎年4%の利回りを株主に提供できる。
しかしそれでは成長することができず結果としてT以下のリターンしか生まなかっただろうし
他の水道会社に吸収されていたはず。


これから清潔な水の需要はますます増えていくので株価の成長は計算し易い。

それに対して電話会社は競争が激しい。


アメリカの電話会社はTとVZの2強だが3位と4位が価格競争を仕掛けてきて追い上げている。
だから収益が脅かされそうだということで今年に入り株価が下落している。
スマホや家庭の回線契約を変えるのは水道管を新たに引くより簡単だ。

水道会社は価格競争がほぼ無い。
今から新規参入して新しい水道管引いて各家庭につなげるために工事はしない。
水道の大規模な設備投資してリターンがすぐに出るわけではないから他社がそう入ってこない。

入ってくるとしたら買収によるものだから買収される側の株主だったとしてもリターンが良い。

アクアアメリカは他地域の小さな水道会社を粛々と買収してきたし
これからも積極的に買収していく。


少しだが毎年確実にポタポタ配当出してる水道会社こそ配当金再投資の投資家に勧めたい。

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