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これから人工知能が人間の職業を奪っていくらしい
特に金融系では人工知能の台頭が目立つ。

みずほフィナンシャルグループは今後10年で1万9000人分の業務量削減を検討
三菱東京UFJ銀行が約9500人、三井住友FGは約4000人相当の業務量を減らす方針
北欧は電子マネーの普及が世界でも一番進んでいる地域の一つ
その北欧の銀行ノルデアもドンドン人員を削減している。


だがそもそもヘッジファンドは何十年も前からテクノロジーを利用して自動売買をしている
投資銀行のトップであるゴールドマンサックスもトレーダーを人間からAIに置き換えている。
そんな流れがようやく商業銀行まで来たというだけ

むしろ商業銀の方がルーチンワーク多いしAIに置き換えるのが容易そうだ
融資が銀行の本質だけど融資にしても人間よりAIの方が余計なバイアス掛からないし
接待に勤しむこともない

技術革新によって失業者が出るのは人類の歴史を見ても当然な流れ
産業革命でアークライトさんが水力紡績機を開発したときも職人たちは失業を恐れ壊そうとした
しかしそのような一時的な反発は技術革新の推力の足かせにはならない

消えた職業の例

電話交換手

電話したい相手につないでもらう中継局にいた人。
インターネットを利用する時に電話交換手にいちいち繋げてほしいサイトを告げるとか煩わしい
宜しくないサイトを見たい時に電話交換手の女性に接続先を告げる勇気は無い。


飛脚

江戸時代、それ以前から存在してた通信と物流を担うお仕事。
至急で伝達する必要がある情報だと早馬を乗り継いで日本全国に送り届けていた。

脱藩するのが難しい時代では日本全国の情報に触れられる立場にもあり
大名が秘密裏に他藩の情報を収集させていたり
大阪のコメ先物相場の情報を江戸に最速で送り価格差を利用して儲けたり活躍していた



ラットキャッチャー

中世ヨーロッパにおいて街に巣食うネズミを捕獲し駆除するお仕事。

戦争で大きな手柄を上げたら王様や国民から賞賛されるが
ラットキャッチャーは何匹駆除しても賞賛されない。

賞賛どころか汚い、臭いと人々から嫌われていた職業

だが戦争で死亡する人より疫病で死ぬ人の方が昔は多い。
ネズミは疫病の原因となるのでネズミの駆除は都市の衛生管理で極めて重要

都市の城壁を守る衛兵より街の排水管でネズミを駆除する人の方が多くの命を救っていた。



上記3つの職業は2018年現在、それ専業でやってますという人はほぼいない。

だが職業とする人は減ってもその仕事の本質的な需要は今でも不変

電話交換手は電話交換機、ネットならルーターに変化した。
ルーターが無いとインターネットができない。絶対に必要なモノ


現代日本で飛脚やってますと名乗る人はいないがその業務には沢山の人が携わっている。
飛脚はそのままの名前で佐川急便が物流を担っている。

物流の需要自体がなくなることはこれからも無い。
Amazonからモノが届かなくなるとニート生活に大きな支障が発生してしまう。

ちなみにコメ先物相場情報は既に江戸時代には飛脚から手旗信号に置き換わっていた。
江戸時代でも情報技術革新が起こっている。



ラットキャッチャー専業は居なくても都市の衛生管理は大切な仕事

ネズミ対象とした殺鼠剤の需要は常にある。
その主成分はワルファリンといって人間でも血液サラサラ薬として大いに使われている。



この様に人間がその仕事をする必要がなくなってもその業務自体には常に需要がある。
これからもより低コストで人間の負担が少なくなるように技術革新していく。

コダック社はカメラのフィルムを100年以上前に発売して一世紀にわたり高収益で繁栄を謳歌
しかし2000年代に入り急速なデジタル化の波に対応できず倒産した。

一方日本のフィルムメーカーである富士フイルムは経営の多角化が成功し時価総額2兆円

カメラが人類にとって大きな技術革新でそれを保存するフィルムは永続的な需要がある
そう考えたのは自然なこと。実際カメラで写真を撮る機会は益々増えている。
残す写真はデジタルデータとしてスマホの中だが

今どんなに最先端で絶対の需要がある製品やサービスでも
永遠に変わらないと保証できるものはない。永遠に枯れない花は無い。

世の中は変わりゆくものという前提で会社は経営していく必要がある。
投資家ならそういった人類の技術革新等の変化に対応できる会社に投資する必要がある。



変わりいく業界といえば製薬

製薬会社は常に技術革新を迫られている。

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抗生物質であるペニシリンは人類に大きな貢献をした。
しかし細菌の方も進化して抗生物質に対する耐性を獲得した。

その耐性菌に対する抗生物質を製薬会社が開発して更に(以下エンドレス

そして苦労して開発した薬もいつかは絶対に特許が切れ後発品が誕生する。
なので各製薬会社は莫大な研究開発費をかけ常に新薬を開発している

この商品があるからこの会社は今後100年安泰だという製薬会社は無い。

このように製薬会社は常に人類の進化の最先端に身を晒している。
変化できない会社は生き残れない。

いま世界の大手製薬上位10社は源流となる会社含めたら100年以上の変化を生き残ってきた
人類の医学的な進化と経済的な業界競争が収斂した結果の上澄み

変化するのが当たり前な業界だからこそ投資家としては安心できる。


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