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ドイツ製薬大手バイエルが今年の6月に買収が完了した農薬会社モンサント

その主力製品である除草剤ラウンドアップ(一般名:グリホサート)のせいで癌になったとして訴えていた人がいる。

サンフランシスコ近郊の学校でグラウンドキーパーをしていたDewayne Johnsonさん
2012年半ばから2016年初めにラウンドアップを年間20〜30回使用され、その結果自身が非ホジキンリンパ腫に罹患したとしてモンサントに賠償を求めていた。

もちろんモンサントとその親会社バイエルはラウンドアップの安全性を主張。
「科学的結論、世界中の規制当局の見解、数十年にわたってグリホサートを実際に使用してきた経験に基づき、バイエルはグリホサートが安全で、発がん性はないと確信している」と

そしてその裁判の結果は・・・ 






300億円の賠償を命じる

3900万ドルの賠償金と2億5000万ドルの懲罰的損害賠償をモンサントに命じた。
大きな金額だがモンサントやバイエルの規模からしたら深刻な問題になる額ではない
しかしバイエルの株価は1日で10%超下落した。

なぜそこまで下落したかというとこれから類似の裁判が数千控えているから

バイエルは過去に高脂血症治療薬バイコール(一般名:セリバスタチン)が横紋筋融解症という重い副作用の問題で販売停止した際に40億ドルの費用を要した。

昨日吹き飛んだ時価総額1兆円は将来裁判で負ける際に生じる可能性の額を暗示している。





モンサント買収について市場はリスクを認識していた

バイエル株の5年チャート
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バイエルによるモンサント買収観測が浮上したのは2016年ごろ
その頃も悪名高いモンサントを巨額買収することについて賛否両論で株価も5年来最安値を付けた。

そのモンサントリスクが現実になり二年後の2018年、再び株価は5年来最安値
株価は全てを織り込む

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